まず新たな加工技術の習得を挙げたい。コロナ禍をチャンスととらえ、これまでは技術がなかったため受注できなかった難しい加工にチャレンジした。工場の社員は当初、新しいことに取り組むのに躊躇していたが、通常業務を終えた後の時間を3カ月間かけて習得した。その結果、2件の新規受注に結び付けることができた。
もう一つは営業担当者の育成だ。コロナで鉄の相場が下がったため、営業にも悪影響が出ていた。営業成績が伸び悩んでいた社員に、「相場を見極め、自信をもって価格決定をスピーディーに顧客に伝えることが大事だ」とアドバイスをしたところ、これまで指示待ちだった社員が自主的に行動するようになり、営業成績も伸ばした。
三つめはオンライン会議の導入。国内3拠点、海外1拠点の間での会議のために、7年前から社内でオンライン会議を実施している。顧客とも一部で実施済みだ。新型コロナの感染症対策として、出勤する必要がある社員のために、席と席の間隔を広くとり、密にならないよう工夫しているが、さらにテレワークを進めていく考えだ。
第4はBCP(事業継続計画)の作成だ。取引先の大手企業や同業他社からも聞かれることがあり、取り組まなければならないと感じている。SDGs(持続可能な開発目標)についても同様にチャレンジしていきたい。