同社の企業理念のひとつは「三方良し」の精神。三方(同社、取引先、社会)の役に立つ経営を目指そうというもので、この精神に基づき、取引先に対し、製品の包装資材だけでなく、販売プロモーションまでワンストップで提供し、取引先の業績向上にも貢献している。パッケージメーカーの枠を超えた、こうした取り組みは、とくに食品メーカーが多い取引先の課題や問題を解決しようという数々の「お役立ち活動」事業として広がっている。
たとえば、食品OEMメーカーと商品開発したい企業とをつなぐプラットフォームとして2021年2月に開設した「食品開発OEM.jp」では、企業間のマッチング機会を提供するほか、商品・サービス情報など食品OEMに関わるさまざまな情報を発信している。また、取引先の商品である九州各地の絶品グルメを広くアピールしようと、通販サイト「九州お取り寄せ本舗」を楽天市場内と自店舗運営で相次いでオープンし、取引先の販路拡大をバックアップしている。このほか、専門スタッフ・有資格者によるHACCP取得支援や食品衛生パトロールの実施、食品分析サービスなど幅広い分野で取引先の課題解決に向けたサービスメニューを提供している。
SDGsについても「自社だけで取り組み、自社内だけで広げていく活動ではない」(代表取締役・平木洋二氏)として、取引先にも理解を深めてもらい、一緒になって取り組みを進めていきたいと考えている。その一環として、独自にSDGsの考え方、取り組み方をガイドブックやパンフレットにまとめて取引先に配布。環境に配慮した包材がメーカーに求められるなか、SDGsへの取り組みなどを理解してもらうことで、包材の環境配慮不足を理由に取引を縮小されることがないよう啓蒙活動に力を入れている。