主な課題は人材確保と自社商品開発の二つだ。まず人材確保については、大卒者の採用が難しい。高卒者と30代の中途採用は進めているが、年代のギャップが生じている。"高速出店"を続けていくうえでも人材確保は喫緊の課題だ。
この対策として外資系企業で秘書として働いてきた女性を求人の顧問として迎えた。顧問からのアドバイスを受け、「バカ息子、空振りオヤジ、還暦起業家。スーパーの二代目社長のもがきと本気」という本を今年6月に出版した。社長の考え方や会社の方向性などを学生に知ってもらうのが狙いだ。また私が広告塔となり、メディアに露出することで会社の知名度を高めていきたい。
このほか従業員満足度を上げるため、昨年10月から年次有給休暇の100%取得を進めている。手取り賃金も上げたいが、低価格販売との兼ね合いもあり、難しい経営の舵取りをこれからも続けていかねばならない。
一方、自社商品開発は、大手スーパーを含め他社との差別化を図るため、ぜひとも実現したい。元気のある小売業はたいていPB(プライベートブランド)を持っている。当社も製造小売業を目指し、他社のPBをサンプルとして集めて研究を進めている。また前段階として、一部の商品に共通のロゴを貼って販売することも行っている。