カーボンニュートラルという言葉が日本国内で一般的になる前からすでに取り組みを開始していた同社に、メリットや課題感について尋ねてみた。
「光熱費・燃料費の低減というのがまずあります。井戸やLEDなどに関してもある程度の年数で元が取れています。また新聞やテレビなどで取り上げてもらえることで、社員が正しいことをしているという自信を持って、より脱炭素に取り組むモチベーションが上がっていきました。」(山崎保彦氏)
「新規のお客様の安心感や信頼感も違うのかなと思います。久々に新見市に帰ってきた人が知り合いに「車をどこで見てもらうのがいい?」と尋ねた時に「北陽商会なら間違いない」と言っていただくことや、メディアに取り上げてもらったことがきっかけでご来店いただけるお客様も多いです」(山崎篤史氏)
長く取り組んできた脱炭素の取り組みを通じて、目に見えるコストの削減をしながらお客様の信頼を築き上げてきた同社だが、最初は壁にぶつかっていた。
「最初にお話したとおり、土地柄でお客様になかなか理解していただけなかった点がありましたが、社員の理解を深めていくのにも時間がかかりました。理解を深めていく一環として、社外から専門家の方をお呼びして講義をしていただき、カーボンニュートラルの必要性を地道に伝えていきました。専門家のアドバイスやメディアに取り上げてもらうことで今ではもう日常的に脱炭素を意識するように変わり、自ら率先して対応を考えるようになっていきました。家でも節電を意識するようになったと言う社員もいます」(山崎保彦氏)