一番の強みは社員だ。とても真面目で、やろうと言ったことは協力してくれる。
新型コロナ感染が拡大している時期は、極力社員同士の接触を減らすため、建物間の移動を制限した。会議は原則オンラインとし、リモートワークも実施するなど、国や行政が推奨するコロナ対策を徹底して行った結果、社員のコロナ感染者は22年1月までゼロだった。社員一人一人が感染対策を実直に行ってくれたおかげで会社への影響を最小限にする事が出来た。
会社としての強みは、製品の構想から開発・生産・販売まで一貫して実施しているため、お客様がどのように製品を使っているのか把握できる点にある。修理やメンテナンス対応の際にはお客様からの感謝を肌で感じられ、社員のモチベーション向上にも繋がっている。
また、独自の社内制度として、公募制で社員が一人で世界一周旅行をする活動を実施している。旅行の目的をプレゼンしてもらい、その権利を勝ち取った社員は、帰国後に経験を全社員に報告するという活動だ。ここ数年はコロナ禍で実施していないが、2013年から18年まで6人が渡航した。
私自身が若い時からさまざまな国を訪れ、特に途上国を見る大切さを知ったため「必ず発展途上国をルートに入れること」を条件にして、約1カ月間で世界一周をする。航空券や燃油サーチャージ代、空港税は全額支給するほか、宿泊費補助・渡航保険代として1日1万円の日当を支給する。
例えば2013年に世界一周した社員は、ある時、国民総幸福量(GNH)ランキングなるものを知り、日本のランキングの低さに驚いたことをきっかけに「食の安心安全・地球環境の保全」こそが世界共通の幸福指標であることを確かめるため、ランキングを提唱したブータンとその上位国(タイ、イタリア、オーストリア、ノルウェー、スイス、米国など)を巡りながら、26日間かけて「真の幸福とは何かを見つける旅」をした。