食べる口の数で、ビジネスの市場規模が決まってくると考えているので、国内で言えば、課題は人口減少に尽きる。そのため、スーパーマーケットなどこれまで十分PRできていないチャネルやお客様をどのように開拓するか、お客様のニーズをどのように製品にフィードバックしていくか、改めて洗い出しを行っている。
海外では、米食文化の国でどのようなビジネスができるかを、コロナ禍前から検討して動き出していて、東南アジア各国の販売店とも契約している。少しコロナ禍が明けて注文も戻ってきているが、全体の売上比率にすると数パーセントなので、20%位になるまで比率を上げたい。国内で製造して海上輸送していては、現地企業との価格競争には勝てないので、十数年前からベトナムで協力してくれている会社とより深く連携をとって、OEM生産を少しずつ増やしている。
また、取り扱っている商品が多品種・少量生産なので、どのように効率化を図っていくか、完全自動化でロボットが製造することは、当社の業界では不可能だが、ポイントごとにどのような自動化を進めていくかは課題。また、従業員一人一人がどのようにレベルアップしていくか、自分たちでものづくりの改善力を高めていけるかは、ゴールのない課題なので、ずっと続くものだと考えている。
従業員のレベルアップ等のために、社外では、中小企業大学校瀬戸校の研修や名古屋中小企業投資育成のセミナーを受講している。社内では、新入社員や階層別の教育体系を数年前に整えて、運用している。まだ始まったばかりなので、カリキュラム等については従業員とキャッチボールをしながら、今後も改善していく。講師は各専門のセクションの従業員が行っているが、講師となる従業員にも役立っている。
「人」は当社の仕事の中でのキーワードになってくる。経営者が従業員に「こうなってほしい」と考えることも大切だが、従業員が「コメットカトウで良かった」と思ってくれる、成長していけることを実感できるような取り組みは、ドンドンやっていきたい。従業員が進んでいくべき道を準備して、研修の受講等についても、自ら手を挙げて参加する人を増やしていきたい。