この自信の裏には、現状に甘んじることなく、消費者の声に誠実に耳を傾け、改良を続けてきた取り組みがある。
消費者から「焼き色や味にムラがあり過ぎる」という声が多く寄せられると、原料の配合を見直し、従来のうるち米にもち米をブレンドした。もち米を入れることで、焼いた時にしっかりとした焼き色をつけることができた。のみならず、膨らみ度が増しさらに軽い食感になった。もち米はうるち米より高価なため生産コストが増すことになるが「品質の向上にこだわった」(同)という。
また味のムラをなくすために、従来は生地にパウダーをまぶしただけだったのを、生地に凹凸をつけることで、一個一個の粉の付着率を高める「パウダーポケット」を2005年に導入。さらに2007年に採用した「新・パウダーキャッチ製法」では、生地の凹凸と凹凸の間に「でこぼこゾーン」と呼ばれるスジをつけ、粉の吸着率をより高めるように改良した。効果はてき面に現れ、06年と09年の売り上げを比較すると「40%強の伸びを示した」(同)。