商品力と相談販売の強化という差別化戦略を軸に、全国展開を進めている。ヒマラヤであれば、どの店舗でも同じレベルの商品とサービスを提供できる安心感がブランドを形成している。ただ、そんな同社の拡大戦略も転機を迎えている。これまでは郊外を主戦場としてきたが、都心の小型店も展開する方針を打ち出した。それがM&Aを実施し傘下に入れた「B&D」だ。
「ヒマラヤジュニア版」として取扱いカテゴリーを絞り込み、専門性で勝負する店舗は、現在都内などで約30店を展開するが早期に50店を目指す。小さい店舗であれば、より顧客の変化に対応しやすい。地味そうにみえるスポーツ用品業界は、案外、変化が激しい。郊外に大型ロードサイド店を多店舗展開することは、コスト面など大きなメリットはあるが、ひとたび流れが変わった際には変化対応に時間を有する。ヒマラヤジュニア版の展開自体が新しい流れをつかむことに他ならない。潮目を見極める経営で、今再び、大きな変化を乗り切る考えだ。