「店舗を展開している地域の顧客の健康を守る」ため、今後もうからない調剤部門を必要な部門としていかに支え続けるか。それがドラッグストアの共通の課題となってくるとみられている。西村常務は「本当の利益は(店舗で販売している大衆薬、日用品や食品、化粧品など)フロントでとるしかなくなる」とみる。そのため、同社では買う人にとって商品の本当の価値を提供するために「潜在需要を発掘する研究会」を5年前から実施している。例えば夏場に販売する飲料水。本当にのどが渇いていて今すぐにでも飲みたい人にとっては冷えた水を120円出しても買いたいだろう。しかし、今早急に水が必要のない人は冷えていなくても良く、同じ水が88円なら値ごろ感があるため買うだろう。こうした商品の価値を研究する場だ。
また化粧品でも、自分の肌質など顧客が気づいていないところの相談を受けながら、最適な商品を購入してもらう。こうした価値の伝え方を徹底的に研究し、フロント商品に価値を乗せて売る売り方を実践している。もちろんセルフ販売もあるが、部門によっては徹底した相談販売体制を敷く。同社は近い将来の日本の医療を見据えてドラッグストアの機能とは何かを研究を続ける。それを地域に落とし込んで経営する、新しいスタイルのドラッグストアを展開している。