同じく携帯電話のカメラ向けオートフォーカスレンズの駆動用モーター。オートフォーカスモーターと呼ばれるこの小型モーターは、瞬時にレンズ駆動が完了する高い応答性、安定性、高信頼性を実現した同社自慢の自信作。
白木は開発者に求められる〝ヒラメキ〟がどのように生まれるのかについて、「常に研究課題について考えを巡らせていることが大事」と答えている。テニスやゴルフなど仕事以外のことをしているときでも、その研究テーマが頭から離れることはないと言う。
白木が40歳を過ぎてから開発したオートフォーカスもそうだった。白木が学生時代の友人に誘われて北海道の留寿都にスキーへ行ったときのことだ。スキーを終えてホテルでスキー服を脱いだその瞬間に、モーターの構造を思いついたのである。