従来の商品との差を明確にするために、テーブルマークはうどん職人の手づくり感を徹底的に追求した。
冷凍うどんの製造工程は通常、小麦粉と加工でんぷんに水を加えミキシングした後、所定の厚さまで生地を伸ばし、最後にスリッターと呼ばれる切り刃でカットされ冷凍される。
これに対して「丹念仕込み 本場さぬきうどん」では、一つひとつの原料から見直した。手づくりのさぬきうどんが放つ「黄色が強く透明感のある」(近添チームリーダー)発色に近づけるために、専用の小麦粉を使った。また、小麦粉と加工でんぷんに加えて、新しく小麦タンパク(グルテン)を添加するなどしてオリジナルの配合にした。ミキシングの工程では、通常よりもやや多めに水分を加えた生地をしっかりと練り込むことで、手でこねたようなコシと粘りを作り出した。
さらに、よりモチモチとした食感と強いコシのある麺を再現するために、独自工程の追加にも踏み切った。通常、生地は一直線に伸ばされ麺帯という生地に加工しカットされる。だが「丹念仕込み 本場さぬきうどん」には、麺帯を折り返しながら伸ばし、しかも縦方向だけでなく横にも伸ばす新しい工程がある。「うどん職人が生地を何度も折り返して練り込み、方向を変えて伸ばす工程と同じ。うどん職人の作り方を機械で再現した。このような工程を追加したのはテーブルマークで初めて」(同)と胸を張る。