ひなさく堂では、お客さまがその場で食べられるようにベンチを置いています。立ち話でもベンチに座ってでも、お客さまは、さまざま会話を店長と楽しむのです。
ようやくお客さまが少しずつ増え始めた頃、お店のファンになってくれた子から不登校で悩んでいるという相談を受けました。最初は話を聞いていただけでしたが「怖くて校門をくぐれない」という言葉に、「よし、俺が校門で待っていてやるよ」と学校の前でその子を待っている事にしました。
ただ校門の前に立っているのでは、単なる怪しいお兄さんです。そこで、商店街のネットワークで学校の校長先生に話をして、安全パトロールの腕章を借りました。ここから、朝の声掛けをする活動が始まったのです。
ファンの子は店長が待っている事で、学校に通えるようになりましたが、この活動により思わぬご利益が訪れました。朝の声掛けで顔を覚えてくれた子どもたちや子どもの親がお店のお客さまとして来て下さるようになったのです。現在は、学童保育のおやつに大判焼きを利用して貰うなど、地域とつながった販売ルートが増えつつあります。