異業種との連携でさらなる価値を生み出す
そんな同社が新価値創造展に初めて出展したのは2017年のこと。宮城県に選ばれた企業による共同出展※でした。
「この時に名刺交換した相手とのコンタクトが継続して販売につながったほか、他社製品とのマッチングの可能性の高さを肌で実感し、翌18年は単独で出展しようと考えました」
そこでの出会いが今、新たな価値を創造しようとしています。
「実はアドバンスコートには樹脂製品への密着度が弱いという課題がありました。新価値創造展2018では、樹脂製品を染める技術をもった京都の企業『株式会社ムラカミ』と出会い、今、この技術の応用でアドバンスコートを樹脂製品に密着させる研究を進めています。すでに大学や第三者機関によるデータ分析まで進んでいますが、非常にいい結果が出ていますね」
もう一社、木材への展開を考え、キャンバス木枠専門メーカーの「マルオカ工業株式会社」とも連携を継続中です。
「実はこの二社とも中小機構のアドバイザーの方にマッチングしていただきました。一般的な展示会とは違い、新価値創造展は異業種の方と出会えるのがメリット。そこから高付加価値製品につながる可能性が高いと考えています。ただ異業種だと自分ではどの企業とマッチングすれば新価値につながるかがイメージしづらい。新価値創造展では、そこをアドバイザーの方がうまく誘導し、自分では思いも寄らない異業種の方と引き合わせてくれるので大変ありがたいです」
新価値創造展2019でも多くの出会いがあり、そのうちのいくつかの企業とはすでに話し合いが進んでいるそうです。最後に新価値創造展の上手な活用方法を聞くと、次のように答えてくれました。
「展示会に出展したいが『何から手を付けていいのかわからない』『費用もかかるから失敗できない』とためらっている中小企業にとって、新価値創造展は特におすすめだと思います。まず、他の展示会に比べて費用が格安ですし、アドバイザーのサポートも受けられる。しかも異業種とのコラボで自社製品の高付加価値化も期待できる。恐らく他の展示会ではなかなか得られないメリットがあると思います」
※新価値創造展2017内の「公益財団法人みやぎ産業振興機構」ゾーンに出展。
取材日 2020年1月23日